午前中の出来事

午前11時ごろ、元従業員で鬱病になっている子が店に来る。顔が真っ白で生気が無い。その血の気がなくひび割れた唇から「無理なお願いがあります」という言葉が。仕事が忙しい時間だったこともあり「今は難しい」と答える。納得したのかわからないけれどもその子はコピー機に向かった。小さな森の写っている写真をコピーしていた。「はさみを貸してください」というので渡すと、森の写っている小さな写真を丁寧に切り取っていた。作業が終わると「Thank you for Kindness」と言って店を出て行った。