思うこと

数年前の個展で僕は棚にポテトチップが置いてある作品を発表した。置いてあるポテトッチプを来場者に購入してもらって、空いたスペースに買った人のイニシャルの入ったシールを貼る。
ポテトチップスを最初に並べた人だけでなく、一つ一つのポテトチップを手に取った人さえも、その景色を造っている。
「いま目の前に広がっている世界は、誰からが何らかの意思を持って造られたものだ」
雑に要約してしまえばこんなことだった。

なんだか最近ふとよく考えている。